Saturday, August 27, 2005

11時集合の BBQ

娘のプレイグループ関係で BBQ をやった。二回目。Redwood Shore のとある公園で、11時から。

娘のプレイグループ関係の付き合いだから、当然ながら参加者はアメリカで子育てをしている同世代の人たち。アメリカ人の旦那を持つ日本人の奥さんと、日本人の旦那を持つアメリカ人の奥さんというパターンが半分、両方とも日本人というのが半分。日本男と結婚するアメリカ女の気は知れないが、それはさておき、 参加者の共通点は、日本語で子供を育てているということなので、そこにいるアメリカ人の旦那も奥さんも、日本語ペラペラ。感心する。

さて、火の係を任されたオレが行かないと始まらないぞってことで、うちを出たのは 11時。途中、スーパーによってフルーツとか氷を買ったりして、現地に着いたのは 12時前。

公園についてみると、半分くらいの人はちょうどいま来たところという感じだった。そして、残りの人たちはだいたい 1時くらいまでにはぼちぼち集まったと思う。

さて、まともな日本人なら、たぶん、もう、この時点でありえなくて死ぬと思う。11時からじゃないのか、と。

参加者は、みなアメリカで子育てをしているわけで、在米暦も当然それなりの期間なので、要するに全員ニホンジンではあるけれど、とてももう日本人と呼べたようなものではない。Sushi を寿司とは呼べないのと一緒。

11時からの BBQ にわざわざ急いで 11時に来たりはしない。だって、11時に来なくてはいけないという話はないし、時間通りに始めないといけないというルールもないし、ていうか、しょせん、ただの BBQ だし。場所はちゃんと予約してあるから、大丈夫だって。ってそういう話じゃないんだろうけれど。

日本人からみれば、見た目は日本人だし喋れば日本人なのに、日本人として当然のことがぜんぜん通じないニホンジンというのは、最悪の人種だろうと思う。目が蒼ければ、異文化体験楽しいな、と受け入れられても、見た目が完全な日本人だと、たぶん無理。同じ日本人として育てられたクセに、おまえは時間も守れないの か、靖国の英霊が泣いておるぞ、と。

で、幸か不幸か、参加者にまともな日本人夫婦が一組いた。在米暦一ヵ月半のばりばり日本人。まだ、ニホンジンには堕ちてない。

彼らは誰も居ない公園に、ちゃんと 11時に到着し、みんなまだかなあ、なんて思いながら、1時間近く待たされる羽目になった。何がどうなっているのかさっぱり分からないまま、機嫌の悪い子供をあやして、ただただ待ち続けた。いつかは必要な洗礼なのかも知れないが、ちょっと、かわいそう。

日本では、物事はちゃんとしているのが正しい姿であって、ちゃんとしない理由はない。みんな、ちゃんとできるから、できないやつは馬鹿か外道かガキということになる。

アメリカではちゃんとできる人は滅多にいないから、そもそも何事もちゃんとできないのが前提。11時からというのは、昼飯は BBQ で食おうねって意味しかない。11時ちょうどから始めますという意味ではない。だから、11時に来るやつなんて、一人もいない。それに、公園でやる BBQ だよ。別に、時間なんてどうだっていいじゃん、酒があるなら。


ちなみに、アメリカ人がちゃんとできない理由の要素の重要な担い手でもあるヒスパニック系になると、さらに凄い。

同僚の体験では、結婚式のような大事なパーティでさえも、1時開始って書いてあったのに実際には 4時から始まって、2時くらいから待ち続けて死んだのはアメリカ人のその同僚だけで、他のメキシコ人たちはみんな 3時半ごろにぞろぞろ集まってきたらしい。もし、そこにまともな日本人がいたら、きっと 12時半くらいから待ち始めて、1時間くらい経って、これは場所を間違えたに違いないと確信して、死に物狂いで市内を走り回って、4時過ぎにみんなを発見して、「遅かったなあ、セニョール」なんて言われて、発狂すること間違いなし。

かれこれ 15年以上は腕時計とかしてないし、持ってもいないような、日本で一二を争うくらい時間にルーズなおれにとっては、こういうのって非常に快適で助かるわけなのだけれど、そうじゃない人には地獄なのだろうなあ、と想像する。想像して分かってあげた振りをするだけで、実は想像もしない。


それにしても、日本人がニホンジンに堕ちるのに、どのくらい時間がかかるのだろう。

Monday, August 15, 2005

LASIK 後一ヶ月検診


六月の終わりに、LASIK コマンドを使って間違った世界を矯正して、一ヵ月半ほど経った。
で、いろいろと忙しくて行けなかった一ヶ月検診に行ってきた。

前回は右目と左目の視力の差にちょっと違和感があったけれど、そのうち治るから気にするなと言われて引き下がった。今回は引き下がらずに文句を言うぞ。と思いきや、そういえば、知らないうちにぜんぜん気になってなかった。あれ?治っちゃったんかな。

道すがら、何度も視力差を確認してみたけれど、どうもはっきりとした差が分からない。確かに左目の方がクリアに見える気がするけれど、右目もべつに問題ない。うーん、文句が言いたかったのに、これじゃ文句がない。困った。

で、仕方ないのでとりあえず黙って視力を検査してみたら、左目は 20/15 で右目は 20/20 だった。1.3 と 1.0 といったところか。

右目の見え方が先月の左目のレベルに追いついて、左目はさらに視力がアップしたということになる。確かに左目の方がいいのは確かなようだけれど、どっちも十分すぎるほど見えてるということか。

ふーむ。

つづき: 一年ぶりの再会

Sunday, August 14, 2005

パリティ対称性の破れ


目の角膜を削って世界を治してから、二週間くらい経った。ときどきメガネをよけながら目の上をかいたりするけれど、メガネをあげるような動作はほとんどしなくなった。

さて、最初の検診のとき、左目は 1.0 で右目は 0.7 だったので、微妙な違和感があったのだけれど、先日の検診では両方とも 1.0 になっていた。

手術前は右目の方が倍くらい悪かったので、そんだけ多く角膜を削ってるわけで、結果として、右目が左目と同じような状態になるには左目よりも時間がかかるのは当然という説明を受けたが、二週間経ってみて、確かに右目の見え方がクリアになったというのはよく分かる。

でも、かなり目に近いところで比べてみると、まだ左目の方が明らかにクリアに見えるのもよく分かる。仕事柄、目のまん前にあるものばかり見ているので、こ の差が時々気になることもある。気にしだすと、右目と左目を交互に瞬きし続けてたりしていて、傍から見てると、何してんの?って感じになってたりする。

医者曰く、多くの人がすごく心配するのだけれど、一ヵ月後の検診の時には、さらに右目がクリアに見えるようになってるからまったく心配しないでいい。

うーむ。パリティ対称性の破れという現象を知った時はもの凄く興奮したのに、今、自分の目の左右対称性が破れていることを体験できてもちっとも興奮しない。でも、気になって見え方を確認してみて、はっきりとした差が体感できないと、逆にそれはそれでなんだかつまらない。

ていうか、両方とも 1.0 以上見えてるんだから、どうでもよすぎ。


つづき: LASIK 後一ヶ月検診

Monday, July 25, 2005

26種類もあるんです


アメリカではあれもないだろうし、これもないだろうし、日本人が日本人らしく生活するには不便なことこの上ないんだろうな、と日本の人から思われることは少なくない。とくに食べ物に関してはまともな米さえ簡単に手に入らないんだろうと思い込んでいる人も多くいる。

不憫に思ってくれるのはいいのだけれど、どんなにこちらの状況を説明しても、「いやあ、そうは言うけれどさあ」、などと言って取り合ってくれなかったりする。人の不幸は密の味だし、不憫に思っていた方が気も休まるわけで、ガイコク暮らしを羨ましがるよりかは精神衛生上いいのだろうと思う。

が、こっちに来た際にニジヤに連れて行って、下の陳列商品を見せると、みんな、もう、そういうことを言わなくなる。言えなくなる。




分かりにくいが一応左上から順番に列挙すると
最上段
  • 水戸から.com納豆 ホワイト
  • 山田フーズ おはよう納豆 有機ひきわり納豆
  • 山田フーズ おはよう納豆 黒豆小粒
  • 山田フーズ おはよう納豆 納得納豆極小粒
  • 山田フーズ おはよう納豆 有機畑のおくりもの
  • 山田フーズ おはよう納豆 野菜おろしで納豆
二段目
  • 山田フーズ おはよう納豆 水戸の朝一番
  • 山田フーズ おはよう納豆 ひきわりマイルド
  • 山田フーズ おはよう納豆 野菜おろしで納豆
三段目
  • あづま食品 極小一番
  • あづま食品 おろしだれ納豆
  • 旭松 納豆いち 完熟超小粒
  • 旭松 有機栽培大豆納豆
四段目
  • 山田フーズ おはよう納豆 納豆大好き極小粒
  • 旭松 なっとういち 有機納豆
  • Shirakiku 有機納豆 水戸の味
  • 水戸から.com納豆 ミニ3
  • くめ納豆 極小粒
  • 北海道納豆
五段目
  • ハウス食品 新鮮直送納豆
  • 滋味絶佳 黒大豆納豆
  • 水戸から.com納豆 ホワイト
  • 山田フーズ おはよう納豆 納得納豆極小粒
  • おかめ納豆 極小粒 ミニ2
  • おかめ納豆 旨味 昆布たれ
  • 豆紀 もずく納豆
  • 豆紀 発芽大豆納豆
  • SHOWA 水戸から来たの
最下段
  • 大山納豆 麦とろ納豆

このように、ベイエリアのニジヤでは、納豆のコーナーにはなんと 26種類もの納豆が陳列されている。あまりにも充実しすぎているので数えてみたが、そんなにたくさんの種類の納豆を売るスーパーが、いったい日本にどれだけあるのかと思うくらい凄い。もうね、アホかと。

ほとんどが日本からの輸入なので、当然ながら冷凍であり、品質は日本の新鮮なそれらよりも完全に劣るのであるが、それでもかなり美味しいものもいくつかある。また、アメリカ現地生産で冷凍していない納豆もあり、かなり美味しくて驚く。楽天で売っているような黒大豆納豆とかもある。

値段はほとんどのものが $1.99 くらいで、安いものが $1.49 という感じ。日本に比べたら倍以上する計算だが、輸入だし、なま物だし仕方ない。

聞いた話では、だいぶ前に亡くなってしまったあるニジヤの幹部で、納豆が本当に大好きな水戸出身の人がいて、その人の生前の口癖が、「いつか納豆を日本以上に自由に食べられる、そんなアメリカにしたい」だったらしく、その意思を継いでここまで徹底的にやっているということらしい。なるほどねえ。でも、聞いたというのは嘘。今作った話。

とにかく、毎日乗っている車がある日いきなり盗難車みたいな扱いになってしまう危険を冒してでも、ベイエリアに住んで納豆を選び放題選んでみたい、そう思わせる魅力があるのは間違いない。

のか?

Thursday, June 30, 2005

手術の次の日


朝、目が覚めてみると、視界の曇りはかなりなくなっていた。
メガネをしていた時よりも視力が良くなっているのが十分に実感できる。

ふーん。まあ、予定通りだけれど、凄いもんだねえ。

それでも、視界が微妙にぼやけているので、目が完全に良くなったという感じはしないのだが、メガネもしてないのに遠くのものが見えているのは確かっぽい。

術後一日目のアポイントメントを朝に取っておいたので、さっさと軽く朝食を取って、家を出る。

翌日から通常通りに生活をしてもいいと言われていたので、昨日と違って病院まで車で一人で行ったのだが、気がついてみるとメガネはしてないのがなんとも不思議。

病院では、また、目の検査をして、眼球には異常がないことを確認。

測ってみたら、視力は、左が 1.0 で、右が 0.7 だった。なんとなく、右目の方がぼやけて見える感じがしていたのだが、視力がそんなに違うのか。ていうか、いいのか、そんなんで。

そもそも日本式で計算すると左は 0.1 で、右は 0.05 だったらしく、右の方はだいぶ角膜を削っているわけで、その分、回復にも時間がかかるのは当然らしい。そのうち両方とも同じようになるから特に心配はいら ないと言われる。ふーん。そういうもんなのか。ならんかったら、どうするんだろう。手術するんだろうか。女房に言われるまま、生涯保障にしたし、まあ、 ずっとおかしかったら何とかしてくれるんだろう。どっちにしても、両目で見ていると何も不都合を感じないので特に気にしない。

目の検査を終え、ついでに会社によって、手術したことを自慢をする。昨日手術をして、もう、今日、メガネなしで何でもできるようになったぞ。興味津々の連中の質問に答えて、ついでに人の仕事を 1時間くらい手伝って、家に帰る。

久しぶりにパソコンを弄ってみて、近くのものは遠くのものよりも見にくい感じがした。まあ、昨日の今日だし、字もかなり小さい設定だし、仕方ないか。

目の角膜を削るなどというわけのわからん手術の翌日、車を運転してあちこち買い物に出かけたり、食べに行ったり、何の問題もなくふつうに生活をしているわ けだが、そういえば昨日まで使っていたメガネがどこにあるのか分からない。覚えてない。昨日までは、寝てるとき以外はずっとしていたメガネだというのに、 もう、まる一日どこにあるかも分からないのに、そのこと自体を忘れいている。

メガネなしの生活を 3000ドルで購入か。便利な世の中になったものだな。

つづき: パリティ対称性の破れ

Wednesday, June 29, 2005

目の角膜を削ってみた


というわけで予定通り、昨日の夕方、LASIK の手術を受けた。
メガネがなくても何の支障もなく生活ができるようになった。

病院について手続きを済ますと、手術を担当する先生に部屋に呼ばれる。部屋に入ると他の患者が三人いる。手術についての説明を他の患者三人と一緒に聞き、説明が一通り終わったところで手術室の前で自分の順番を待つ。

手術室は全面ガラス張りで、手術の風景は全て丸見え。四人のうち、自分の番が一番最後だったので、三人の手術の風景を間近に見ていたのだが、モニタに映る 巨大な眼球に、おまえ、そんなことをしても大丈夫なのかよって感じでレーザーが入るのを見ていたら、ちょっとドキドキしてきた。いいのか、そんなことをし ても、と。

三人の手術が無事に終わった様子で、とうとう自分の名前が呼ばれる。執刀する Dr. Simon と握手して、手術台に寝る。

体を無理やり動かしたりしない限り、どうやっても手術に悪影響を与えるようなことはできないから、自分のせいで失敗したらどうしようとか思う必要ないし、リラックスして寝てればいいよ。じゃ、点滅する光だけ見ててね。

二つの光なのか一つの光なのか分からないが、緑と赤とが混ざったような光が自分の上で点滅し続けているので、それをずっと見ていると、何回かに分けて、た ぶん違う種類の目薬をうける。たぶん麻酔とかいろいろなんだろう。そのうち、目を強制的に開き続けさせる器具のようなものをつけられる。以後、瞬きできな くなるが特に困らない。

そもそも目も悪いし、目薬だかなんかで目がびちょびちょなので、すべてが水の中で見ているようなぐらぐらした感じなのだが、とにかく、全部目の前のできごとなので何がおきているかはよく見えている。すごい。

感心しながら点滅する光を一生懸命見ていたら、とつぜん、視界が完全にゼロになった。げ、何がおきてるんだろ、まじで怖い。

と思ったのもつかの間、すぐに視界が戻る。あー、怖かった。3秒くらいの出来事だったけれど、10分くらいに感じた。

目の幕をはがして、レーザーだと思われるもので角膜を削り、目の幕を戻して、それを綺麗にならして、はい、終了。

左目が終わったら次は右目。まったく同じ作業なので、視界がなくなったときもびっくりはしなかったけれど、やっぱり、ちょっと怖かった。

手術が終わったら、手術台から起きてこっちに着てくれと言われるままに先生の座るところに行って、目の検査。「んー、右目は完璧… 左目も完璧、と。」

医者が、あ、やべっ、なんて言わないのだろうけれど、まあ、完璧と言われればちょっと安心はする。

かなり黒いサングラスをつけられ、「家に帰って寝てください。それでは、お大事に。」と言われて、さくっと病院を出る。

女房の運転する車の助手席で、サングラス越しに世界がどう見えるのか観察する。全てのものがかなりぼやけてはいるが、一応、さっきよりかは視力はいい感じがする。でも、あまりにぼやけていてどれくらい見えているのかは分からない。

家について、そのまま 2時間くらい部屋を暗くして寝て、起きた。

寝る前よりかはぼやけ加減が取れて、だいぶ目が良くなっているのが実感できる。

電気がまぶしいのでサングラスをつけたまま晩ご飯を食べて、また寝る。

目を擦ってしまわないように、ゴーグルをつけたまま寝るのだが、それが気持ち悪くて何度も目が覚める。そして、気がついた時は、いつもゴーグルが額の方に 移動していて、どきっとする。寝ている最中にゴーグルを手で動かしているようだ。怖い。怖いので眠りがかなり浅い。3時間くらいごとに目が覚める。

朝、目が覚めたらどんな感じになっているのだろう。とにかく果報を寝て待つしかない。 

つづき: 手術の次の日

Sunday, June 26, 2005

サングラスを気ままに選ぶ自由


明後日の目の手術を控え、ワクワク感がだんだんたまらなくなってきた。

いつからしているのかよく覚えていないメガネだが、明後日以降、当分はしなくてもよくなる。便利な世の中になったものだ。さすが、21世紀。

手術後の快適な生活は、実はあまり実感を持って想像できなのだが、メガネをしなくてもよくなったら、そのへんに売ってる安っぽいサングラスとかも選り取りみどりになるということは、考えるだけで嬉しい。

メガネをかけている人にしか分からない気持ちなのだろうけれど、1000円くらいの安っぽいサングラスでもいいから、気軽に買いたいなあと何度思ったこと か。その自由を満喫できる喜びというのは、コンタクトの人には分からないだろうな。逆に、おれは、コンタクトをつけたまま寝てしまって最悪、みたいなこと がなくなる喜びは味わえないわけだが。

さて、ワクワクして気持ちがおさまらないので、とりあえず、近所の店に、安物サングラスを物色しに行った。

あるわ、あるわ、10ドルから 20ドルくらいのつまんないサングラスが山のように。こいつらが、明後日から全部おれのものかと思うと、もう、笑いが止まらん。こんなダサいサングラス、 本当は全然いらんのだけど、これ、全部おれの選択肢になるのだということを全世界に誇示するためにも、この際、全部買ってしまうのがいいんだろうな。

で、喜々として目に付くものを片っ端から試してみまくって、実はおれのこの熱い思いはなんと片思いだったということを思い知らされた。アメリカで売っているサングラスは、アメリカ人用だった。鼻が高くないとぜんぜん使えないものだらけだったのだ。

これは内緒といえば内緒なのだが、おれの顔は凹凸のない美しい日本人顔。血としては関西系なので韓流の雰囲気もある。中国人に中国人だと間違われることは滅多にないが、韓国人に韓国人と間違われることは多々ある。そんなことはどうでもいい。

とにかく、壁一面に展示されたサングラスたちは、おれに、さっさとかかって来んかいと向かってくるわけだが、そいつらの半分くらいは、鼻が高いことを要求するか、顔の面が丸いことを要求するものだったわけだ。上からみると、[ ではなく ( という形なのだ。おれにとっては、鼻は当たらずに頬骨が当たるような、そんなサングラスなわけだ。

うーん。一難去って、また一難。でも、実際はまだ一難去ってないから、一難去る前に次の一難。いや、去るまでは一難じゃないから、一難去るならまた一難。どうでもいいけど。orz

たくさん試して、それなりに使えるもの物あったんで、とりあえず、10ドルくらいの安物を通勤車専用に買った。これだけでもかなり凄いこと。まあ、メガネの人にしか分からないだろうけれど。

メガネをしてない人たちはどう頑張ってもこんな気持ちにはなれないわけだから、そう考えると目のいい人って可哀想だねえ。

つづき: 目の角膜を削ってみた

Thursday, June 23, 2005

とりあえず目の検査


先日、Lasik で視力を矯正することを決めてから、特に何も具体的な行動は起こさずに何日か経った。
そして、このままだと何も起きないまま老眼が始まってしまうだろうなあと思い直し、まずはネットで情報を集め始めた。

いろいろなサイトでブログやレビューを読みまくり、LasikPlus というのが良さそうだとの感触を持った。たまたま、職場から数分のところにあるし、そこで執刀している医者も、なかなか高評価だったので、とりあえずは、 ここでパンフレットでももらっておくことにした。サイトから、フォームに住所などを書くだけでパンフレットを送ってくれるというので、昼飯を食いながら注 文しておいた。

数時間後、自宅の方に LasikPlus の人から電話があった。話をしたいからかけなおしてくれってさ、と女房から携帯に電話があった。

翌日、昼飯を食いながらそのことを思い出して電話してみたら、パンフレットは送るけれど、時間もかかるし、病院も近いから行ってみたらだろうかと言う。まあ、それもそうか。様子を見に行くだけでもいいっちゃあいいしな。

でも、Lasik が使えるかどうかの検査はタダでやってくれるというので、ついでに検査の予約をとった。

で、今日の 3:30、職場から目と鼻の先にある病院に検査に行った。

視力や角膜の厚さなど、かなり綿密に何度も調査して、自分が使える手術方式の説明とそれぞれの値段を聞く。

  • Broad Beam Technology/NO Acuity Plan - $799
  • Broad Beam Technology/1 YEAR Acuity Plan - $1,299
  • Broad Beam Technology/LIFETIME Acuity Plan - $1,499
  • Flying Spot Technology/1 YEAR Acuity Plan - $1,299
  • Flying Spot Technology/LIFETIME Acuity Plan - $1,499
  • Wavefront Guided Technology/1 YEAR Acuity Plan - $1,799
  • Wavefront Guided Technology/LIFETIME Acuity Plan - $1,999

選択肢はこれだけあって、医者に進められたのは Flying Spot というやつ。角膜の厚さも十分あったし、おれ程度の軽度の近視は、Flying Spot で最高の結果が期待できますよ、医者は嬉しそうに言う。

適合検査に合格していることは嬉しいのだが、簡単な目だと言われると、ちょっと悔しい感じがした。簡単でも難しくても払う金額は一緒なのだから、どうせなら、難しい目で試合に臨みたかった。どういう負けず嫌いなのか分からんけど。

Broad Beam は古い方法で、角膜の削り方が直線的なので、手術後に視界がぼやけた感じがしている期間が他のものよりも長いらしい。Flying Spot は新しい方式で、円を描きながら削るので角膜を綺麗に角を作らずに削れるし、削れる角膜の範囲もだいぶ広いため、手術直後のぼやけた感じからの回復がかな り早いらしい。

それに、Broad Beam の一番安いやつは、-4.0 以下の近視の人だけが受けられるという制限つきなので、おれは無理だった。左が -2.5 で右が -4.5 だったので、右目は受けられないからだ。両方とも同じ方式にする方がいいし、そうでなくとも、ほとんどの患者に Flying Spot を勧めていて、視力が最大限に回復する確率も、Board Beam よりもだいぶ高い (80% v.s. 99%) と言われたので、Flying Spot で行くことにした。

一昨年くらいは右目が -4.0 だったから、そしたら両目で $1,598 というのもあったのになあ。残念。

ちなみに、-13.0 よりも悪い人は、Wavefront Guided という、超最新式のやつを使わないといけないらしい。こっちだと、強度の乱視でも矯正できるらしい。

それにしても、一年保障と生涯保障でだいぶ値段が違なあ。

どうせ一年問題がなかったら問題なんてないだろうと思うので、1年プランで十分だと思うのだが、医者に聞いたら、ほとんどの患者は生涯保障プランを選ぶら しい。うーむ。保険っちゃあ保険なんだろうけれど、保険なんて、あってもなくてもダメなもんはダメだし、大丈夫なもんは大丈夫なもんだしなあ。両目で 400ドルも余分に払うのかと思うとちょっと面白くないなあ。

後で女房にどう思うか聞いたら、400ドルで 1年から一生に変わるのだから、検討するものおかしいと一笑に付されてしまった。400ドル浮いたら、目も治ったあげく、iPod までついてくるんだから、おれにとっては死活問題なんだけどな。

というわけで、全ての検査を終えて、受付のところに戻って次回の予約の日程を決める。うーん、いつがいいかな…

え、え、え???ちょ、ちょっと待って。どうなってんの?おれ、手術受けるの?もう、決まったの?おれ、ただ検査に来てみただけじゃないの?なんか、流れ に身を任せてたら、手術の日を決めることになってるみたいだけど、おれ、まだ、気持ちの準備できてないと思うんだけれど…

もちろん、手術を受けるかどうかも、いつ受けるかも、あなたが決めることですよ。でも、検査の結果は標準よりもかなりいいですからねえ。来週の火曜日の午後なら空いてますけど、どうしますか?やめますか?

や、やめますか、だと?カチン。おまえなあ。そんな言い方をされて逃げ出すようなおれだと思ってるのか?挑戦されたら、どんな勝負でも受けて立つのが、おれの身上なんだよ。なんなら、今からでも手術を受けてやるってんだよ。

って、予約を取れるのは来週の火曜日か。まあ、こういうのはあれだ、善は急げっていうから、それでいいや。

あ、そういえば、来週の火曜日は女房の義母が日本から遊びに来る日だった。うーん、どうしよう。まあ、どうせ、どっか遠くに行くこともない日だし、きっと義母も早く寝るだろうし、そうだな、火曜日は実は一番都合がいいかも。翌日、仕事に行って目を酷使しなくてもいいし。

火曜日の一番遅い時間は何時が空いてますか?
4時が空いてますよ。
んじゃ、4時でおながいします。
楽しみですねえ。手術が終わったらびっくりしますよ〜
そ、そ、そうだな。もう勝ったも同然だしな。

ふう。なんか、うまいこと敵の罠にはまっただけのようにも見えるが、罠と知りつつ敵の懐深くに飛び込んでいって、最後は逆転勝利するってのが身上だから、これでいい。

というわけで、決行日は来週の火曜日に決定しますた。

うーん、どきどきしてきた。

一年保障なら両目で $2,598 で、生涯保障なら $2,998 かあ。女房も受けたら、二人で $6,000 だ。二人で $8,000 くらいかとよ‘想像してたんだけれど、そんなにバカ高くもないのだな。


それにしても、目の検査は 1時間くらいで仕事に戻れると思ってたら、結局、職場に戻れたのは 6:00 だった。

5:30 から自宅で Playoff の最後の試合をリアルタイムで観るつもりだったのに、結局 7時過ぎから TiVo で観戦して、Spurs 優勝。ちぇっ。

つづき: サングラスを気ままに選ぶ自由

Saturday, June 11, 2005

クリップオンサングラスが割れた


胸のポケットの中で何かがカラカラ音を立てていたので、取り出してみたら、それは二つに割れたクリップオンサングラスだった。
げ、とうとう壊れたか。

メガネをしてない人には分からないのだろうけれど、メガネをしている人にとってはサングラスは悩みのタネだ。

明るさに応じて暗くなるレンズとか、メガネの上からつけるサングラスとか、そもそも度付きのサングラスだとか、まあ、いろいろ作戦はあるのだが、どれも一長一短。

明るさに応じて暗くなるレンズは自分で調節できないし、そもそも見た目がかなり怪しいし、クリップオンは使ってない時の持ち運びが面倒だし、度付きのはふつうのメガネも一緒に持ってないと不便。どれも不便。

それに、どれも、そのへんで適当に売ってるサングラスを気軽に買うようには買えないし、安くもない。

で、結局、おれは一番気楽かと思うマグネット式のクリップオン (こんな感じのやつ) を使っていたのだが、今日、そのクリップオンがおれの左胸で知らないうちに割れていたわけだ。まあ、だいたい二年くらい使ったし、メガネ自体も子供たちにかなり曲げられて可哀想なことになりつつあるし、次のを買うころといえば買うころ。

が、しかし、実はこれはかなり極秘情報ではあるので誰にも言わないで欲しいのだが、おれはもうメガネは買わないと決めている。もうって、一生って意味じゃないけれど、とにかく、今のメガネがダメになっても買わないぞ、と固く決めている。

一体どうするのかというと、なんと目を治すつもりなのだ。治すといっても、目の筋肉を鍛えてピントの調整能力を回復させようというわけではなく、目のレンズにメスを入れようってことなのだ。LASIK レーシックやっちゃおうってことなのだ。

うわー、怖い。怖すぎる。見えなくなったら、どうすんだよ、おい。もう、バイクに乗れなくなっちゃうじゃんかよ、こら。

とはいえ、己に素直と書いて直己と読むおれの場合、己、つまり、神の声に素直にここまで人生を歩んできて、ここまで勝ち進んできたのだから、いまさらその方針を変えるわけにも、名前を変えるわけにもいかぬ。

カワサキが盗まれた時、ああ、そろそろハーレー買えってことなんだな、と素直に神の声に従ったおれは、金もないのにそっこうでハーレーを買って、そのハー レーが縁で友達になったやつとの関係でアメリカでベンチャーを始めることになった。ベンチャー自体は失敗したが、アメリカに来たおかげで今の女房とも知り 合えたし、子供にも恵まれたし、大事な友達もできたし、あの時の神の声に従って大正解だった。

今日、クリップオンが壊れたのは、そろそろ LASIK で目を治してしまって、気軽にサングラスを買ったり捨てたり壊したりできる自由を満喫しるってことなんだな、と素直に受け取っている。間違いなく神はそう言っているのが、おれにははっきりと聞こえる。

昔の人は亀の甲羅を割って、その割れ具合で将来を占ったというし、クリップオンの割れ目のヒビの感じが、おれには lasik という字にも見えた。


こうなったらやるしかない。やらざるを得ない。前々から興味だけはあったのだが、とうとう、実行に移す時が来てしまったのだ。神のお告げなのだ。


ウヮァァァァン、怖いよー、怖すぎるよー、ママン orz

つづき: とりあえず目の検査

Sunday, February 13, 2005

たこ焼き大会

前々から予定していたのだが、参加者の風邪やらなにやらで延び延びになっていたたこ焼き大会。ようやく、久しぶりに開催できた。たこ焼きパーティなどと言うと雰囲気ぶち壊しなので注意。英語で言うと Takoyaki Convention。でも、英語で言う必要はないのでこれも注意。




タレは、名古屋では醤油ダレが基本だが、おれは辛子マヨネーズが基本。大阪の味で育ったおれ的には、焼きソバもお好み焼きもたこ焼きも、なんでも辛子マヨネーズが基本。ソースなんてつけてるのは素人。まあ、変化をもたせるためのどろソースという手もいいんだけれど。

醤油ダレもなかなかうまいのだが、焼きながらはけでつけていく必要があるので、家でやるにはちょっと面倒。醤油ダレのうまさを知らない人は、名古屋大須の赤門で売ってるたこ焼きを食ってから氏ねといっておく。あー、大須行きてーなー。

たこ焼き器は、このような形の鉄板のほかに、面を効率よく使うために蜂の巣状態になっているものや、自動的回転する振動系+返しの着いたものなどいろいろあるが、どれも使い物にならないので注意する必要がある。格子状にならんだ、この写真のような鉄板が一番使いやすい。たこ焼きで食っていこうと思っているなら、素人用のわけわからんものではなく、こういう格子状の鉄板を買うべきである。

なぜ格子状である必要があるかというと、たこ焼き同士の間をピックでガーっと切る動作が必要だからだ。蜂の巣状では、これが不可能。

また、自動回転式では、写真のような大きさには絶対にならない。なぜなら、穴に入っているタネの量で球を作るので、必然的に直径が小さくなってしまうのだ。

まあ、写真のような完全なものを作るにはいくつかのコツがあるのだが、一番のポイントは、余白の部分も含めて全体が完全につかる状態にまでタネを入れることである。素人は綺麗に穴だけを使おうとするため、半月になってしまうか、小さな球になってしまうのだが、余白にまでタネを入れてしまうことで、その余白部分を捻じ込みながら球が大きくできるわけだ。

次のポイントが、タネを入れていく順番。最初にタコ。そして半円が埋まらない程度にタネを適当に入れ、次にねぎ、天カス、紅しょうが、最後に鉄板が全部埋まってしまうまでタネを入れる。

タコを最初に入れることで、タコの一面がカリっと焼けて食べやすくなる。また、タコはちゃんと油を引いた鉄板には引っ付きにくいので、最初の回転がさせやすい。他の具ではどうやっても鉄板に引っ付いてしまうので、絶対にタネを入れる前に入れてはいけない。

というようなことは、ヨーカドーのフードコートでバイトしている時に学んだことをベースに、日々の修行の中から改善していった技法の一部であるが、興味のある若者は、我が家までその奥儀を自分の目で見に来るといい。完全予約制だが、大会出場料は無料。

なお、このたこ焼き器は、裏面に刻印がされているのでひっくり返すと一目両全なのだが写真では見えないのであえて説明すると、今は亡きY家から、これまた今は亡きH家に継がれ、そして最後に我が家が受け継いだという伝統的な一品である。

というわけでおいしく頂きました。ごちそうさまでした。

Thursday, January 13, 2005

トイレットペーパーのロールの向き

アメリカに住み始めて驚いたことのひとつに、トイレットペーパーのロールの向きがある。 日本では、紙の先が手前に垂れるように設置されているのが当たり前。どんな場所でも、それ以外の状態になっているのを見たことはない。仮に間違った設定になっていたら、それを仕込んだやつには非国民だのB型だの在日だの負け犬だのの烙印が押されること必至であろう。それくらいありえない。

だが、アメリカに来て見たら、なんとそれが逆に設置されているではないか。なんだそれ。使いにくいじゃないか。

日本の常識がおれの常識の全てだ状態であったころの新参者的には、おまえらアホか、肉ばかり食ってるからだ、間抜けが、と呆れたものだ。

しかし、どんなことにもそれなりの理由というものがあるはずで、いったい、これはどういう理由なんだろうかと凄く不思議に思った。

この疑問を当のアメリカ人にぶつけてみたかったのだが、当初は英語がまったく分からなかったので、どうやって聞いていいかも分からなかったし、仮に聞けても、回答がまったく聞き取れないであろうことを良く知っていたので、誰にも聞かずに人知れず機が熟するのを待った。

そして月日が経ち、ついに機は熟し、思い切って聞いてみたらその答えは驚くべきものであった。

つまり、答えは、「え?理由?知らない。どっちでもいいんじゃないの?」だった。

気にしてないのである。紙の先が手前に垂れていても、奥に垂れていても、別に何も気にしてないのである。感じていないのである。これは恐るべき発見だった。

ちなみに、聞いたヤツが悪かったのかと思い、いろいろな人に聞いてみたが、ほとんどの人はどっちでもいいじゃんと答えた。ごくわずかながら、手前に垂らす方が合理的だよね、と言ってくれた人もいたが、彼らにしても別に気にしてはいないのだった。

おいおい、手前こそが正解であって、逆は完全に不正解だよ、っていうか、そもそも逆はありえないだろ、逆っていうくらいなんだから。

ちなみに、当時のオレは、奥に垂らされている状態のものばかり見ていたので、それがアメリカの標準なのだと思い込んでいたのだが、実はそれはアメリカの標準ではない。その場所を担当していた者の標準がたまたまそうだっただけだった。実際、違うところでは手前に設定されているのものもあることを何年か後に発見することになる。また、手前になってたり奥になってたり適当な設定も時々見る。

つまり、想像を絶する diversity があるってこと。

どっち向きにつけるか、まったく気にしてないで運任せのやつもいるだろうし、逆向きが好きなやつもいるし、手前派のやつもいる。ていうか手前派ってなんだよ。正解じゃなくて単なる一派に格下げかよ。

ちなみに、なんでこんなことを書いているかというと、昨日、我が家のサザエさんがトイレットペーパーを逆に設置したことを発見したからです。かなりビックリして、そのまま長考に沈みましたが、最終的にはそのまま黙って受け入れることにしました。