2005年7月24日日曜日

保険なし、車検切れ、他人名義

仕事の帰り、いつもどおりに 101 を走っていたら、パトカーが後ろをついてきた。

無理に後ろについた感じだったので、何かあるのかなあと不思議に思った。まさか、おれじゃないよね。

が、ほどなく止まりなさいの合図。え、おれなの?何かしたっけ?混んでる時間帯で、スピードの出しすぎというのは物理的にありえないし…

ああ、おれが気づいてないだけで、もしかして、どっか壊れてるんだろう。それを教えてくれるのだろう。ボロいアメ車だしさもありなん。

免許証みせて。
はい、これ。
この車、君の?
は?もちろんそうですけど。
レジストレーション、切れてるよ。見せて。
え、ああ、貼ってなかったのかも。すんません、出します…。

銃を出そうとしていると思われたら困るんで、怪しいことをしようとしているんじゃないよという大げさな動作をしながら、ダッシュボードを開けて、レジストレーションを出す。

出してみたら、それは、この春に切れているものが出てきた。あれ?新しいのはなんでないんだろ。家かな。

たいていは、うちに届いたらすぐにシールを張って、レジストレーションの紙はちゃんとダッシュボードに入れておくんだけれどなあ。なんでないんだろ。ぜん ぜん覚えてない。っていうか、そもそも、こういうおれにとってどうでもいいことに関しては、最初から覚えてもいないので、何も思い出せたりはしない。

すみません、なんか、古いのしかないみたい。うちに来てもらえればあると思うんですけど…
じゃ、保険だして。
えーと…。あれ、なんでだろ。保険も載ってない。入ってるんですけどねえ、もちろん。
ちょっと待ってなさい。調べます。
はあ。すんません。うちまで来てもらえれば、ぜんぶ、出せるんですが…

保険は、保険屋にその場で電話すれば説明はつくんだろうけれど、何も書類が載ってないってのはアレだな。っていうか、なんで何も載ってないんだろう。覚えてない。っていうか、そもそも、こういうおれにとってどうで(ry

警官は後ろのパトカーに戻って、おれの車について調べ始めた。おれはそのまま警官が戻ってくるのを待った。

必要な書類はともかく、とりあえず、単行本とかを一冊くらいは載せておくべきだった。待ってるのが暇すぎる。通勤専用車なので、本を読めるほど車内で待つという事態があるとは想定してなかったのが敗因だなあ。本当の敗因はともかく。

何もせずに待ってるのがあまりに暇なので、とりあえず家に電話をしてみたが誰もでない。いつもどおり、家の前で全員で遊びながらお父さんが帰ってくるのを待っているのだろう。お父さんがショッカーに捕まって、絶体絶命のピンチにあるなんて想像もしてないだろうなあ。

そして、結局 15分くらい待たされただろうか。戻ってきたその警官が発した言葉は、想像を絶するほど衝撃的で、おれは完全に言葉を失った。

この車は、Beth さんのもので、4月から NOOP になってます。
はあ?去年の秋からおれのものだし、こうして乗ってますけど。
言いたいことがあったら裁判所でどうぞ。はい、ここにサインして。
ド、ドッキリですか、これは。
その警官からしてみれば、保険も入ってないし、車検も切れてるし、持ち主も違うし、とんでもないやっちゃな、という感じだったのだろうか。

何ゆえ、この車がおれのものじゃないのかさっぱり分からないけれど、とりあえず DMV に行ってみて、去年の秋からこれがおれのものになってるはずなのに、何がどうなってるのか、いろいろと聞いてみないといけないなあ。DMV 大嫌いなのになあ。

それにしても、なにやら、久しぶりの大物という感じで、ワクワクというか、まじ、ヘコみまくるなあ。orz



0 件のコメント:

コメントを投稿