2006年9月7日木曜日

Sturgis 2006 (その6)

(Sturgis 2006 その5 からの続き)

旅の六日目、八月十日。木曜日。

七時、気持ちよく目が覚める。外を見ると空は真っ白。雨は降ってない。

なくなる前に、モーテルのオフィスにドーナツとコーヒーを取りに行く。ドーナツには限りがあるので、のんびりしてるとなくなってしまう。みると、シナモンロールとマフィンがあった。期待してなかった分、嬉しい。

たいしたものではないとはいえ、同じ値段で朝食がつくのとつかないのとでは大違い。結果の平等性が重視される日本では許されないであろう、早い者勝ちシステム。アメリカでは機会さえ平等なら結果はどうであろうと、なにも問題はない。

朝飯を部屋に持ち帰って、ベッドの上でのんびりと朝食を取る。

まずはウェザーチャンネルで天気予報の確認。案の定、Scattered Thunderstorm (ところにより雷雨) と言っているが、昨日はそれでも降らずに済んだし、今日も雨が降らないことを祈る。幸い、進行方向の北方面には雨雲はなさそうな感じだし、きっと大丈夫だろう。

天気も良くないし、急ぐ気もしないので、そのままのんびりとテレビを眺めて過ごす。チーフはいっこうに準備をする気配がない。実は、この時、風邪で体がだるくて動きたくなかったらしい。もちろん、チーフはそんなことはおくびにも出さない。結局、ESPN の Sports Center を一時間くらい見てダラダラと過ごす。

まあ、いつまでもこうしていても仕方ないし、そろそろ準備をして出かけることにしようか。

外に出てみると思いのほか寒い。これからロッキーを登りさらに標高は上がっていくので、寒さ対策は万全にしていく必要がある。パッチをはき、フリースを着ることにする。

さらにカッパまで着てしまうとかなり暑くなってしまうので、カッパは着ないで行くことにする。雨が降り始めたら着ればいい。きっと、降らない。

九時、目の前のスタンドでガスを補給し、出発。US-40 を北上。

九時半、Granby から US-34 に乗り換え。

十時前、Rocky Mountain 国立公園に到着。ひさしぶりのロッキー。四年ぶり。

Rocky Mountain National Park, Colorado

公園内をのんびりと走り、ビスタポイントで写真を撮る。

十時半、ビジターセンターに到着。けっこう寒い。GPS を見ると、標高は 11600フィート (3535メートル) らしい。酸素も薄いのだろう、眠くもないのに、何度もあくびがでる。

駐車場とそこに停まっている車はほとんど全部びしょ濡れという状態。今さっきまでここで雨が降っていたらしい。反対側から来たハーレー乗りたちは、みなカッパを来ていた。

「こっち側は降ってなかったけど、向こう側はけっこう降ってるの?」

「おまえら運がいいなあ。こっちはけっこう派手にやられたよ。ただの通り雨だと思うけどな」

「ふーん。ところで、これからどこ行くの?」

「家に帰るところだよ。そっちは?」

「スタージスに向かってるところ」

「おれたちは二日前にスタージスにいたんだけど、ヒョウが降って大変だったよ」

「えー、ヒョウなんて降ったの!死ぬじゃん!!」

「だよな。たまたま近くにバーがあったから飛び込んで、三十分くらいでやんでくれてよかったよ」

うーむ。今年の天気はどうなってるんだろう。四年前は一度もカッパを着ずに済んだのに、今年は、ほとんど毎日雨の心配をしてるし、スタージスではヒョウって、なんだ、それ。

十一時半、ビジターセンターを後にし、US-34 を東に向かう。空模様は、いつ雨が降ってもおかしくないけれど、雨はいまのところ降ってない。「緊迫した投手戦が続くねえ」チーフが言う。

十二時半、分岐点に到着。四年前は US-34 を走ったから、US-36 で行くことにする。また、前回は行ってない Bear Lake にも行きたかった。

一時前、Bear Lake に到着。

Bear Lake in Rocky Mountain National Park

結局ここまで、一滴二滴と来ることはあっても、それ以上は来なかった。そろそろダメかと覚悟しても、なんとか持ちこたえる。「塁には出しても点は与えない、粘りのピッチングだね」チーフが言う。

携帯を見たら電波が来ていたので、頂上付近で撮った自分の写真を女房宛にメールする。娘の写真が届く。ニヤニヤ。

ついでにヨネに電話する。留守電にメッセージを残すと、すぐにかかってきた。タイミングいい。元気な声が聞こえる。

お互いの状況と予定を手短に報告。Salt Lake 経由で Arches 国立公園に来て、飯を食ってるという。北上して南下して、また北上するというルートか。なんという無茶なルートだ。どうやらヨネはヨネで、贅沢な旅をしているようだ。嬉しくなってくる。それから、やっぱりあの後 I-80 に上がるのはやめて、US-50 でネバダを横断したという。US-50 は最高だったと。

ヨネたちは今日はデンバー方面に向かって、行けるところまで行く予定。おれたちは今日はネブラスカまで行っちゃうけれど、それならば明日は合流できる可能性がある。今晩、地図を見ながら計画を立てることにしよう。夜、電話する約束をする。

それにしても、US-50 を横断したのかあ。よかったなあ。おれは、感じなくてもいい罪悪感をちょっとだけ感じていたので、ヨネが US-50 を堪能してくれたことが、本当に嬉しかった。せっかくネバダを横断するチャンスがあったってのに、US-50 は走りませんでしたってんじゃあ、悲しすぎるというものだ。

気分が良くなったところであたりを散策することにする。 Bear Lake のまわりにはいくつも湖があったが、トレイルマップを見る限り、どれもそれなりに遠い。残念ながらそれらを順番に回っている余裕はない。結局、一番手前の Bear Lake だけを回って今年のロッキーマウンテンは終了ということにする。

一時二十分、Bear Lake を出発。

山を下り、どんどん標高は下がっていく。そして、気温はどんどん上がっていく。

一時四十五分、四年前に泊まった Estes Park を通過。US-34 に乗り換え。

振り返るとロッキーの上には分厚い雲が鎮座しているのが見える。おれたちの向かう前方は、雲ひとつない。もう、雨の心配はまったくない。

結局、雨はまったく降らなかった。毎回のようにヒットを許しながらも、終わってみれば完璧な継投で無失点。カッパも着ずに大正解。オレ竜采配がずばり当たった完全勝利。

Loveland を抜け、Greeley を抜け、ひたすら US-34 を東に向かう。

三時半、走っていた US-34 は Wiggins にて I-76 に変身。何ゆえインターステートを走らされているのか納得がいかず、次の Exit ですぐに降りて地図を確認する。もうひとつ先の Exit までは US-34 と I-76 が一緒の道ということらしい。United なんだけれど ANA みたいなものか。

それにしても暑い。標高を見たら 4480フィート (1365メートル) らしい。一瞬にして 2000メートルも下ってきたということか。そりゃ暑いに決まってる。

Exit を出たすぐ脇のところで、着替えることにする。ジーンズを脱ぐためにブーツを脱がなくてはならず、そのブーツを脱ぐのはものすごく面倒くさいことなのだけれど、さすがにもうこの暑さには耐えられない。汗びっしょりのパッチを脱ぎ、水を大量に飲む。あー、気持ちいい。

三時五十分、面倒くさいけれど、いったん I-76 に戻って次の Exit まで走る。

四時、Ft. Morgan に到着。Safeway のガソリンスタンドがあったので、そこで入れることにする。電話番号を入れて Safeway のメンバー認証をしたら、1ガロンあたり 3セントのディスカウントだった。チーフにもおれの自宅の電話番号を教える。

そういえばまだ昼飯を食べてなかった。おなかが空きすぎてて忘れていた。食事や休憩を別箇に取ると、思いのほか時間のロスが大きいので、なるべく給油のタイミングで食事と休憩を取ることにしている。給油はタイミングを選べないので、他に必要なことを給油に合わせるわけだ。

結果として、スタンドに寄らないと食べるチャンスを逃しがちということになってしまう。

Safeway で何かを買うという手もあったのだけれど、レジに並ぶのは面倒くさいし、次のスタンドまで走って、そこでジャンクフードでも食べることにしよう。

と思いきや、次のスタンドが見つからない。しかし、一度、おなかが空いていたことに気がついたら、もう我慢できない。おなかが空く一方。うーむ、Safeway で何か食べておくべきだったか。

四時四十分、Akron に到着。やっとの思いでスタンドを発見。そっこうで飛び込む。ホットドッグは食い飽きたし、サンドイッチももの足りない感じだったので、ひさびさにブリトーにしてみる。ウマイ。レモネードをがぶ飲み。リフィルしてがぶ飲み。マズウマイ。

さーて、今日はどこまで走ろうか。地図を見ながら作戦会議。

ここまで走ってきた US-34 を、そのまま 150マイル (240km) ほど東に走っていくと、McCook という町がある。なんか、MacBook みたいでいい名前だね。ここを目標にしよう。おれはマックユーザだったことは過去に一度もないが、チーフは生粋のマックユーザ。

まっすぐ McCook に向かってもいいのだが、地図には、その下のカンザスを走る US-36 が Scenic Road と書いてあるので、そっちを走って行ってみよう。

五時十五分、遅すぎた昼飯を終え、Akron を出発。

六時十五分、完全ヘルメットフリーのコロラド州(ちなみに、コロラド州、アイオワ州、イリノイ州、ニューハンプシャー州の四つの州だけが年齢制限なくヘルメットフリーで、あとのヘルメットしなくていい州は、18歳以上とか20歳以上という年齢制限がある。)から、全てのライダーがヘルメットをしなくてはいけない完全ヘルメット義務のネブラスカ州に突入。

ネバダ州のヘルメット着用義務もぜんぜん納得いかないけれど、あそこはラスベガスとかタホとかリノみたいな町があるし、まあ分からないでもない。だけど、ネブラスカ州はどこをどうひねくり回してもヘルメットの必要性が分からない。コロラド州よりも人は少ないし、町もないし、っていうか町自体まったくないし、車よりも牛や馬の方が何倍も多そうなのに、何ゆえヘルメットを要求するのだろうか。the good life って看板、偽りありすぎ。

US-34:NEBRASKA ... the good life

六時半、Haigler から NE-27 に乗り換え、カンザス州に突入。面倒くさいのでヘルメットはかぶったまま。

NE-27/KS-27:welcome to Kansas

ここからタイムゾーンはセントラルの夏時間となって、時計の針が一時間すすむ。ということは、現地時間は七時半。だが、そんなことは気にせず、KS-27 を南下。

七時五十分、US-36 に合流。

八時半、Atwood に到着。ガスを補給し、休憩。ずっと探しているモーテルのクーポン冊子は、ここでも見当たらない。以前はどこでもあったのに、今時ははやらないんだろうか。

となりでガスを入れている、明らかに超ダメ系白人男に声をかけられる。"My Name Is Earl" の Earl みたいな兄ちゃん。

「よー。あれだろ、スタージスに行くんだろ?おれっちはカンザスから出たこともねーずらよ」

「そ、そうなんだ… (なんて言って欲しいんだよ!)」

「ハーレーってさ、高いんだよな。仕事なにしてるずらか?」

「プログラマだよ」

「すげーずらな。おれもやってみてーずらよ。プログラマ」

うーむ。おれになんと言って欲しいのだろうか。勝手に友達にされてはかなわないので、そつなくつれなく突き放して話していたら、諦めたのか静かに去って行った。

さて、バイクの時計はカリフォルニア時間のまま、つまり六時半なので、ついつい勘違いしてしまうが現地時間は八時半。あたりは日も少し薄暗くなりつつある。

今日は McCook まで行きたかったけれど、暗くなってから走るのは意味がないので、モーテルが見つかったところでおしまいってことにしよう。

とりあえずスタンドの店員に、この町のモーテルについて聞いてみると「モーテルなら、この先の Norton ってところにたくさんあるよ」という返事。

地図を見るとその Norton という町は 60マイル (96km) ほど東に走ったところ。をいをい、そんなに走らないとモーテルないのかよ。うーむ。

ぐずぐずしていても仕方ないので、八時四十五分、Atwood を出発。とりあえず Atwood から 30マイル (48km) ほど東の次の町 Oberin を目指す。その間、草原以外なにもないので、走り始めたらつぎの町まで走る以外の選択肢はない。US-36 を東にひた走る。

九時十分、Oberlin に到着。これといって何もない町だがモーテルが三件あった。入ってみると二件は両方とも満室で、一件は廃業して家として住んでいた。

観光地が近くにあるわけでもない、カンザスの田舎町でモーテルに空きがない。ありえない。

うーむ。スタージスだ。全米から集まるハーレー野郎たちが、近辺のモーテルに泊まりまくっている。カンザスは結構遠いはずだけれど、がんばれば一日で行ける距離だから、もう近所と言っていい。うーむ。

当初の予定では Oberlin から McCook に北上するつもりだったが、スタージスに近づく方向でモーテルを探すのは難しいかも知れない。ましてや現地時間は九時を回っている。もしかしたら、McCook には一件くらいしかモーテルがないかも知れない。それなら、さっきのスタンドの兄ちゃんが言ってた Norton ってところに行った方が確率は高いかも知れない。二件しかモーテルがない Oberlin のことは一言も言わなかったのに、Norton にはたくさんあるって言ってたし。

うーむ。残念だけれど、Norton に向かうことにしよう。もし Norton がダメでも、KS-383 を南下するルートを取れば、町はいくつかあるから確率は高いはず。Mac を諦めて、Norton Utility をインストールすることにしよう。

九時四十五分、たくさんモーテルがある町、Norton に到着。ふむふむ、短いメインストリート沿いにいくつかモーテルらしき看板が見える。

徐行しながら順番に見ていこう。あ、あった… が満室。お、これはどうかな…満室。むむむ。じゃ、あれはどうかな…満室。げげげ。まじで。

Norton に入ってさくっと見つけたモーテル三件はすべて満室。見ると何台ものハーレーが泊まっている。スタージス野郎たちだ。

それはそうと、町の端っこはすぐそこというところまで走ってきたのに、他にモーテルは見当たらないのはどういうことだ。たくさんのモーテルって、どこにあるんだよ…

うーん、こうなったら、モーテルが見つかるまでどこまでもスタージスから遠ざかる方向に向かっていくしかない。近づいても仕方ない。と半ば諦めかけた時、町の外れにもう一件モーテルがあるのを発見。

恐る恐る近づいてみると… お、満室って書いてないよ!急いでオフィスに飛び込む。

「何でもいいから部屋ないですか?」

「えーと… 最後のひと部屋でしたね。ツインでいいですか?」

ひやっっほーぃ!!

結局、モーテルがたくさんある Norton には、モーテルは四件しかなく、部屋はひとつしか空いてなかった。人口千人ちょっとの Atwood 住人からすれば、四件のモーテルはたくさんってことになるのも無理はないのだろうか。

さて、寝床が確保できたし、何か買いに行こう。さっき昼飯を食べたばかりだし、おなかはぜんぜん空いてない。とりあえず、つまみとビールでいっか。

近所のスタンドに買出し。店に入ると、店員の汚いオバちゃんを地元の汚いオヤジが一所懸命くどいている。二人っきりで恋の駆け引きを楽しんでいるところに邪魔に入ったような感じ。オヤジはうっとうしそうにこっちを見る。なんだよ、こんな時間にこのクソアジア人が。顔に書いてある。

「えーと、ビール欲しいんだけど」

「ビールは置いてないよ。向かいの酒屋に行きな。でも、十時で閉まっちゃうけどね」

げげげ。バイクの時計は八時だったのですっかり勘違いしてたけれど、もう、十時なんだ。田舎では酒屋が閉まっちゃう夜遅い時間なんだ!

こんなに走ったのに、ビールなしとはあまりにトホホすぎる。非常用にビールは数本確保しておくべきかも知れないなあ。あああ。

おなかもぜんぜん空いてないし、結局柿の種とビーフジャーキーなどを適当につまむだけの寂しい夜。旅先での禁酒は本当に辛い。

うなだれてモーテルに戻り、疲れきった体をベッドに放り出す。

チーフがてきとうにチャンネルをひねって遊んでいると、ディスカバリーチャンネルでハーレーカスタムの番組 American Chopper がやっている。ひさしぶりに見る。面白い。二人であれこれいいながら見る。ふたりともただのハーレー好きの中年。

そういえばヨネに電話しないといけなかったことを思い出す。地図を引っ張り出し、電話する。

ヨネ一行はデンバーのちょっと手前のシルバーなんとかって町にいるらしい。まあ、そのくらいまで来てれば十分だね。それなら、明日、合流できる。

自分としては、できれば明日はバッドランズ、カスター、ウィンドケイブのどこかでキャンプってのが、次の日のスタージスにも近くていいと思っている。が、ヨネがどんなペースで走っているか分からないので、まず、どのへんまで北上できるか訊いてみる。

すると、仮に I-25 を頑張って北上してもワイオミング州の Douglas くらいまでかな、と言う。ネブラスカまではちょっと厳しそうだし、やっぱり、合流は明後日にスタージスくらいかな、と。

うーん、スタージスで再会ってのはちょっと劇的っぽい感じでやってみたい気もするのだけれど、いろいろ考えるとけっこう面倒くさい。お互いのバイクをどこに止められるかさっぱり分からないし、人も多すぎるし。やっぱり、できれば明日がいい。 

こうなるとサウスダコタまで来いって言うのはいかにも無理そうだ。そうするとどの辺りに誘い出すのがいいかなあ。チーフと地図を見ながら作戦を練る。

「ネブラスカの Chadron 辺りなら、お互いに 400マイル (640km) くらいだし、そっちはインターステートで登ってくればそれほど無理ってこともないんじゃないんじゃないかな。」

ヨネに訊いてみると、「頑張ればいけるかも知れないけれど、たぶん厳しい」と言う。やはり嫁さんが後ろに乗っていると、「休憩も多くなるし、一回の休憩が長くなるし、走るペースも遅くなる」らしい。ふむ。まあ、それは間違いなくそうだろうな。

どうしよう。っていうか、今、頑張ればできるかもって言ったな。じゃ、頑張ってみちゃおうよ。うん。頑張れ、頑張れ!明日の早い時間にモーテルを Chadron に予約しちゃって、無理やりでもそこまで走るってことにしちゃえば達成可能だ。うん、そうしよう、そうしよう!

明日、とうとう合流するのかと思うとテンションが上がってくる。最初は厳しいと言っていたヨネも、「うん、頑張れば、いけるね。うん、いける、いける」と徐々に乗ってきた。うんうん、そう来なくっちゃ。

そうとなれば、あとはモーテルの確保だけだ。

「こっちはこっちでモーテルクーポンを探すけれど、そっちはサービスエリアでモーテルクーポンを見つけられる確率が高いんで、それを見つけて Chadron にモーテルを二部屋、予約して連絡ちょうだい。もしこっちが先に見つけられたら、部屋を確保してから連絡するね。」

さーて、明日はとうとう合流だ。

明日からの旅のペースがいったいどうなるのか、少々の不安はあるけれど、ヨネの嫁さんに会えるのが嬉しい。もしかしたら、「さっき、体調を崩して、飛行機で LA に帰っちゃった」ってヨネに言われる可能性もあるから、実際に会って抱擁するまでは安心できないけれど。

過去に三回もチャンスを逃してるから、明日こそは絶対に会いたいなあ。四度目の正直、なるかなあ。

  • 総合走行距離: 2326.92 マイル (3744.81 km)
  • 今日の走行距離: 430.78 マイル (693.27 km)
  • 最高速度: 90.6 マイル/時 (145.8 km/h)
  • 移動時間: 8時間8分
  • 移動平均速度: 52.9 マイル/時 (85.1 km/h)
  • 最低最高高度: 2241〜12190 フィート (683〜3716 m)
  • $3.369 x 2.505G = $ 8.44 — 09:09:19 7-ELEVEN — 78878 US-40, Winter Park, CO
  • $3.149 x 3.934G = $12.39 — 16:00:59 SAFEWAY — 8404 N. Federal, Ft. Morgan, CO 80701
  • $3.199 x 4.390G = $14.04 — 19:40:16 KABREDLO'S #257 — 310 Grant, Atwood, KS 67730


(Sturgis 2006 その7 へ続く)

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