Tuesday, February 10, 2009

寒空の下でめしを食べる愉しみ

以前は、どちらかというと外で食事をすると言うのは好きではなかった。外でというのは、カフェなどの軒先でという意味であって、外食ということではなく。

風のまったくない快晴の気持ちいい日はともかく、ちょっと風があったり、肌寒かったりしたら、外で食べたい理由はまったく分からなかった。というか、いまでも分からない。

でも、アメリカ人は外で食べることが好きなようだ。外で食べている人は多いし、友人と飯に行くと、積極的に外で食べようとするので、外で食べることにとても慣れた。

最近の東京では、外にもテーブルが置いてあるような欧米かぶれのカフェやレストランも増えたと思われるので、昔と比べればだいぶ一般的になったのだろうと思うけれど、それでも外で食べる方が好きだというひとはきっと少ないのだろうと想像している。そういう人から見れば、ぼく程度の人でも、たぶん積極的に外で食べようとする人に見えるんだろうと思う。そんなことはないんだけれど。

さて、今日は社内で一番新しい、人気の Big Table というカフェにランチに行った。社内のカフェが Yelp に載っているというのも凄い話だけれど、それはそれ。で、人気がありすぎていつも混雑しているのだけれど、今日は 9人の大所帯だったものだから、席がまったく見つけられずに右往左往した。

が、ほどなく空いてるテーブルを誰かが発見。みんなでそそくさと移動。当然のように、そこは外。

気温はたぶん、摂氏で 10度弱とかだったろうけれど、風がとても冷たくて、体感気温は 5度とか、そんな感じでしたかね。風邪どころか、肺炎になるっつの。いや、正真正銘の肺炎だっつの。

風を避けて建物よりの席に陣取ったもんだから、思いっきり日陰だったし、それでも、風はやっぱり感じるし、これは一体なんの我慢大会なのかと思うくらいに寒かった。

まったく、ガイジンどもは仕方ないなと、やおら、ぼくはフリースジャケットのジッパーを首までぜんりょくで締めて、熱いお茶をたくさん注いで戦かったけれど、循環器系が弱いとみえる女子の何人かはぜんりょくで革ジャンのジッパーを首まであげつつそれでもかなり寒そうにしていた。ひとりは、食事中も片手をポケットから出すことすらしないでいたくらい。

しかし、ひとりはなんと半袖の Tシャツというのもいたから、本当に笑えて仕方なかった。こいつ、どんな丈夫な小学生かと思ったけれど、よくみたら、二の腕に鳥肌立ちまくってる。でも、ぜんぜん、平気。しかも、いわゆる天才プログラマですごい仕組みをがんがん作って世界中の人を幸せにしている有名人。もうね(ry

まあ、そういうわけで、このパーティで吹雪のエルカピタンの絶壁にビバークしたら、最初に死ぬのは、やっぱり日本人のぼくなのかなあ、いや、寒がってる女子たちの方がだいぶ寒そうにしているから、ぼくはなんとか最下位にはならずに済そうだな、なんとか生き延びて、日本人もやれるってことを世に知らしめなくては、なんて思いながらランチを楽しんだ。

で、部屋に戻ってから、「さっきは、まじ、寒かったねえ」と言ったら、「寒かったねぇ」って、みんな言う。みんな、これは寒いって思ってるのに、同時に、まあ、いっか、とも思ってる。ぼくもそう思ってたんだけれど。抗生物質も飲んでるし、これくらいで肺炎こじらせて死ぬこたないだろ、と。

この感覚は、たぶん、日本の人には非常に分かりにくいと思うのだけれど、ポイントはこう。みんなでめし食ってるからといって、我慢の限界まで我慢しなくてもいい。寒くて死ぬなら、「ごめん、おれ、肺炎だから、中でめし食ってくるんだぜ」って言ってさっさと離脱すればいいだけの話。そこに躊躇とかそんなにいらない。さっさと撤退しても、寒がり日本人め、だから首相は漢字が読めないんだぜ、なんて誰も思わない。だれもなにも押し付けてないし、押し付けられてない。だから、みんなが、まあこのくらいなら我慢できるな、というところで勝手に我慢して均衡が保たれている。

というわけで、死ぬほど寒いのに外でランチを食いながら、これはレポートしておくかな、って思った。おすすめ。ないけどww

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