2005年7月26日火曜日

名義変更手続きの途中

先日の「保険なし、車検切れ、他人名義」の続き。

 一瞬たりとも続きたくないような、今年一杯くらいは続けていたいような。

で、とりあえずさっぱり意味が分からないので、まずは DMV に行ってみた。行くと決まっただけでもかなり憂鬱になる、アメリカで最悪の施設、DMV。

機械が発行する整理券を配る係りというわけ分からんヤツもいるし、そいつにいちいち何しに来たのか説明しないと券はもらえないし、でも、そいつが何かを処理するわけじゃないから結局まったく同じことを後で本当の敵にもう一回説明しないといけないし、そいつの聞き方も態度もかなり横柄でむかつくし、本当の敵もたいていは横柄でむかつくし、おまけに、予約してあるのにいくらでも平気で待たせるし、とにかく、日本で 10年連続サービスの質がワースト 5位に入るようなどうしようもない市役所が仮にあったとしても、その400万倍は最低というくらいの最低さを軽く実現している施設が DMV なのだ。それはともかく。

今日の敵は、残念ながら若い感じのねーちゃん。歳いったおばちゃんとかだとときどき味方だったりするんだけれど、若いやつはまず間違いなく敵。だいたい DMV なんかで働いてる若いやつにろくなやつはいない。客なんて、全員うざくて仕方ないと思っている。それはともかく。

ようするに、おれの車の正統な持主は、なんでおれじゃなくて Beth なのか教えてくれってことだ。

おはようございます。ご機嫌はいかがですか?
ご用件はなんでしょうか。
(けっ。挨拶くらいしろってんだよ。わざわざ下手に出てやってるってのに。敵すぎるな、こいつは)
(挨拶はいいんだよ、ボケが。さっさと用件を言って、おれの仕事を終わらせろっての)
ええ、ぼくの車、ぼくのじゃないって警察が言うんで、どうなってるのか調べて欲しいんです。
車の番号は?
ふがほげです。
カタカタカタッ。その車は Charles さんのものですね。
はあ?警察には Beth さんのって聞きましたけど?
Charles さんが Beth さんに、名義変更をしている「最中」です。
最中って意味わかりませんけど。
必要な全ての書類が提出されてないから、処理が終わってないってことです。
意味分かりません。何が足りないんですか?その処理は、いつ止まってるんですか?
何が足りないかは分かりませんが、去年の10月19日で止まってます。
あのー、ぼく、ここに 10月14日に来て、ぜんぶ処理したはずなんですけれど。
お金は 14日に払われてますが、19日に処理が途中で止まってます。
19日には来てませんし、止まったって聞いてませんけれど。
とにかく、必要な書類が出てないから、まだ、Beth さんのものじゃありません。
いや、っていうか、ぼくは 14日にここに来て、Randy さんの車をぼくの名義にしたはずなんですけれど。
いえ、Charles さんの車が Beth さんのものになる途中です。
すみません。意味がさっぱり分かりません。なんで、知らない二人の売買をぼくがやってることになるんですか。
そんなことは知りません。記録では、Charles さんの車が Beth さんのものになる途中ということです。
その二人が何者かは知らないんですけれど、とにかく、この車はどうすればぼくのものになるんでしょう?
三つ書類を用意して下さい。
はあ。
まず、Title を再発行するための書類。Charles さんのサインが必要。次に、Charles さんから Beth さんからに名義変更する書類。二人のサインが必要。それから、Beth さんからあなたに名義変更する書類。Beth さんとあなたのサインが必要。
ぼくはいくらでもサインするけれど、その二人のサインなんて、どうやってもらうんですか。
さあ。
ていうか、Charles さんと Beth さんって、誰なんですか。
さあ。
皇太子じゃないよね。
…。
(こっちはむちゃくちゃピンチなんだから、少しは笑って空気を柔らかくできんのかっ)
(あー、こいつ、うぜ。まじ、うぜ)
あのー、二人の連絡先は教えてもらえませんよねえ?
もちろん、教えられません。
どうすればいいと思いますか?
さあ。
さあって。
ご利用、ありがとうございました。
とっとと帰れってか。

それにしても、なんなんだ、この複雑極まりない状態は。

9月の終わりに Randy から買ったアメ車の本当の持主は Charles というやつで、その車は、10月半ばにおれの行った手続きによって Beth のものになる予定で、何故か途中で処理が止まってしまっているということらしい。

なんで、おれが処理してるのに、当事者のおれの名前がどこにも出てこないのか。おれは、もしかしたら架空の人物という扱いなのだろうか。もしくは、 Charles と Beth こそが架空の人物で、おれを陥れるために設定された刺客キャラということなのかも知れない。この際、そういう可能性も捨てきれない。

ていうか、誰なんだよ、おまえらは。なんで、おれをハメて嬉しそうに笑ってやがるんだよ。嘘でもいいから、サインくれよ。

2005年7月25日月曜日

26種類もあるんです


アメリカではあれもないだろうし、これもないだろうし、日本人が日本人らしく生活するには不便なことこの上ないんだろうな、と日本の人から思われることは少なくない。とくに食べ物に関してはまともな米さえ簡単に手に入らないんだろうと思い込んでいる人も多くいる。

不憫に思ってくれるのはいいのだけれど、どんなにこちらの状況を説明しても、「いやあ、そうは言うけれどさあ」、などと言って取り合ってくれなかったりする。人の不幸は密の味だし、不憫に思っていた方が気も休まるわけで、ガイコク暮らしを羨ましがるよりかは精神衛生上いいのだろうと思う。

が、こっちに来た際にニジヤに連れて行って、下の陳列商品を見せると、みんな、もう、そういうことを言わなくなる。言えなくなる。




分かりにくいが一応左上から順番に列挙すると
最上段
  • 水戸から.com納豆 ホワイト
  • 山田フーズ おはよう納豆 有機ひきわり納豆
  • 山田フーズ おはよう納豆 黒豆小粒
  • 山田フーズ おはよう納豆 納得納豆極小粒
  • 山田フーズ おはよう納豆 有機畑のおくりもの
  • 山田フーズ おはよう納豆 野菜おろしで納豆
二段目
  • 山田フーズ おはよう納豆 水戸の朝一番
  • 山田フーズ おはよう納豆 ひきわりマイルド
  • 山田フーズ おはよう納豆 野菜おろしで納豆
三段目
  • あづま食品 極小一番
  • あづま食品 おろしだれ納豆
  • 旭松 納豆いち 完熟超小粒
  • 旭松 有機栽培大豆納豆
四段目
  • 山田フーズ おはよう納豆 納豆大好き極小粒
  • 旭松 なっとういち 有機納豆
  • Shirakiku 有機納豆 水戸の味
  • 水戸から.com納豆 ミニ3
  • くめ納豆 極小粒
  • 北海道納豆
五段目
  • ハウス食品 新鮮直送納豆
  • 滋味絶佳 黒大豆納豆
  • 水戸から.com納豆 ホワイト
  • 山田フーズ おはよう納豆 納得納豆極小粒
  • おかめ納豆 極小粒 ミニ2
  • おかめ納豆 旨味 昆布たれ
  • 豆紀 もずく納豆
  • 豆紀 発芽大豆納豆
  • SHOWA 水戸から来たの
最下段
  • 大山納豆 麦とろ納豆

このように、ベイエリアのニジヤでは、納豆のコーナーにはなんと 26種類もの納豆が陳列されている。あまりにも充実しすぎているので数えてみたが、そんなにたくさんの種類の納豆を売るスーパーが、いったい日本にどれだけあるのかと思うくらい凄い。もうね、アホかと。

ほとんどが日本からの輸入なので、当然ながら冷凍であり、品質は日本の新鮮なそれらよりも完全に劣るのであるが、それでもかなり美味しいものもいくつかある。また、アメリカ現地生産で冷凍していない納豆もあり、かなり美味しくて驚く。楽天で売っているような黒大豆納豆とかもある。

値段はほとんどのものが $1.99 くらいで、安いものが $1.49 という感じ。日本に比べたら倍以上する計算だが、輸入だし、なま物だし仕方ない。

聞いた話では、だいぶ前に亡くなってしまったあるニジヤの幹部で、納豆が本当に大好きな水戸出身の人がいて、その人の生前の口癖が、「いつか納豆を日本以上に自由に食べられる、そんなアメリカにしたい」だったらしく、その意思を継いでここまで徹底的にやっているということらしい。なるほどねえ。でも、聞いたというのは嘘。今作った話。

とにかく、毎日乗っている車がある日いきなり盗難車みたいな扱いになってしまう危険を冒してでも、ベイエリアに住んで納豆を選び放題選んでみたい、そう思わせる魅力があるのは間違いない。

のか?

2005年7月24日日曜日

保険なし、車検切れ、他人名義

仕事の帰り、いつもどおりに 101 を走っていたら、パトカーが後ろをついてきた。

無理に後ろについた感じだったので、何かあるのかなあと不思議に思った。まさか、おれじゃないよね。

が、ほどなく止まりなさいの合図。え、おれなの?何かしたっけ?混んでる時間帯で、スピードの出しすぎというのは物理的にありえないし…

ああ、おれが気づいてないだけで、もしかして、どっか壊れてるんだろう。それを教えてくれるのだろう。ボロいアメ車だしさもありなん。

免許証みせて。
はい、これ。
この車、君の?
は?もちろんそうですけど。
レジストレーション、切れてるよ。見せて。
え、ああ、貼ってなかったのかも。すんません、出します…。

銃を出そうとしていると思われたら困るんで、怪しいことをしようとしているんじゃないよという大げさな動作をしながら、ダッシュボードを開けて、レジストレーションを出す。

出してみたら、それは、この春に切れているものが出てきた。あれ?新しいのはなんでないんだろ。家かな。

たいていは、うちに届いたらすぐにシールを張って、レジストレーションの紙はちゃんとダッシュボードに入れておくんだけれどなあ。なんでないんだろ。ぜん ぜん覚えてない。っていうか、そもそも、こういうおれにとってどうでもいいことに関しては、最初から覚えてもいないので、何も思い出せたりはしない。

すみません、なんか、古いのしかないみたい。うちに来てもらえればあると思うんですけど…
じゃ、保険だして。
えーと…。あれ、なんでだろ。保険も載ってない。入ってるんですけどねえ、もちろん。
ちょっと待ってなさい。調べます。
はあ。すんません。うちまで来てもらえれば、ぜんぶ、出せるんですが…

保険は、保険屋にその場で電話すれば説明はつくんだろうけれど、何も書類が載ってないってのはアレだな。っていうか、なんで何も載ってないんだろう。覚えてない。っていうか、そもそも、こういうおれにとってどうで(ry

警官は後ろのパトカーに戻って、おれの車について調べ始めた。おれはそのまま警官が戻ってくるのを待った。

必要な書類はともかく、とりあえず、単行本とかを一冊くらいは載せておくべきだった。待ってるのが暇すぎる。通勤専用車なので、本を読めるほど車内で待つという事態があるとは想定してなかったのが敗因だなあ。本当の敗因はともかく。

何もせずに待ってるのがあまりに暇なので、とりあえず家に電話をしてみたが誰もでない。いつもどおり、家の前で全員で遊びながらお父さんが帰ってくるのを待っているのだろう。お父さんがショッカーに捕まって、絶体絶命のピンチにあるなんて想像もしてないだろうなあ。

そして、結局 15分くらい待たされただろうか。戻ってきたその警官が発した言葉は、想像を絶するほど衝撃的で、おれは完全に言葉を失った。

この車は、Beth さんのもので、4月から NOOP になってます。
はあ?去年の秋からおれのものだし、こうして乗ってますけど。
言いたいことがあったら裁判所でどうぞ。はい、ここにサインして。
ド、ドッキリですか、これは。
その警官からしてみれば、保険も入ってないし、車検も切れてるし、持ち主も違うし、とんでもないやっちゃな、という感じだったのだろうか。

何ゆえ、この車がおれのものじゃないのかさっぱり分からないけれど、とりあえず DMV に行ってみて、去年の秋からこれがおれのものになってるはずなのに、何がどうなってるのか、いろいろと聞いてみないといけないなあ。DMV 大嫌いなのになあ。

それにしても、なにやら、久しぶりの大物という感じで、ワクワクというか、まじ、ヘコみまくるなあ。orz



2005年6月30日木曜日

手術の次の日


朝、目が覚めてみると、視界の曇りはかなりなくなっていた。
メガネをしていた時よりも視力が良くなっているのが十分に実感できる。

ふーん。まあ、予定通りだけれど、凄いもんだねえ。

それでも、視界が微妙にぼやけているので、目が完全に良くなったという感じはしないのだが、メガネもしてないのに遠くのものが見えているのは確かっぽい。

術後一日目のアポイントメントを朝に取っておいたので、さっさと軽く朝食を取って、家を出る。

翌日から通常通りに生活をしてもいいと言われていたので、昨日と違って病院まで車で一人で行ったのだが、気がついてみるとメガネはしてないのがなんとも不思議。

病院では、また、目の検査をして、眼球には異常がないことを確認。

測ってみたら、視力は、左が 1.0 で、右が 0.7 だった。なんとなく、右目の方がぼやけて見える感じがしていたのだが、視力がそんなに違うのか。ていうか、いいのか、そんなんで。

そもそも日本式で計算すると左は 0.1 で、右は 0.05 だったらしく、右の方はだいぶ角膜を削っているわけで、その分、回復にも時間がかかるのは当然らしい。そのうち両方とも同じようになるから特に心配はいら ないと言われる。ふーん。そういうもんなのか。ならんかったら、どうするんだろう。手術するんだろうか。女房に言われるまま、生涯保障にしたし、まあ、 ずっとおかしかったら何とかしてくれるんだろう。どっちにしても、両目で見ていると何も不都合を感じないので特に気にしない。

目の検査を終え、ついでに会社によって、手術したことを自慢をする。昨日手術をして、もう、今日、メガネなしで何でもできるようになったぞ。興味津々の連中の質問に答えて、ついでに人の仕事を 1時間くらい手伝って、家に帰る。

久しぶりにパソコンを弄ってみて、近くのものは遠くのものよりも見にくい感じがした。まあ、昨日の今日だし、字もかなり小さい設定だし、仕方ないか。

目の角膜を削るなどというわけのわからん手術の翌日、車を運転してあちこち買い物に出かけたり、食べに行ったり、何の問題もなくふつうに生活をしているわ けだが、そういえば昨日まで使っていたメガネがどこにあるのか分からない。覚えてない。昨日までは、寝てるとき以外はずっとしていたメガネだというのに、 もう、まる一日どこにあるかも分からないのに、そのこと自体を忘れいている。

メガネなしの生活を 3000ドルで購入か。便利な世の中になったものだな。

つづき: パリティ対称性の破れ

2005年6月29日水曜日

目の角膜を削ってみた


というわけで予定通り、昨日の夕方、LASIK の手術を受けた。
メガネがなくても何の支障もなく生活ができるようになった。

病院について手続きを済ますと、手術を担当する先生に部屋に呼ばれる。部屋に入ると他の患者が三人いる。手術についての説明を他の患者三人と一緒に聞き、説明が一通り終わったところで手術室の前で自分の順番を待つ。

手術室は全面ガラス張りで、手術の風景は全て丸見え。四人のうち、自分の番が一番最後だったので、三人の手術の風景を間近に見ていたのだが、モニタに映る 巨大な眼球に、おまえ、そんなことをしても大丈夫なのかよって感じでレーザーが入るのを見ていたら、ちょっとドキドキしてきた。いいのか、そんなことをし ても、と。

三人の手術が無事に終わった様子で、とうとう自分の名前が呼ばれる。執刀する Dr. Simon と握手して、手術台に寝る。

体を無理やり動かしたりしない限り、どうやっても手術に悪影響を与えるようなことはできないから、自分のせいで失敗したらどうしようとか思う必要ないし、リラックスして寝てればいいよ。じゃ、点滅する光だけ見ててね。

二つの光なのか一つの光なのか分からないが、緑と赤とが混ざったような光が自分の上で点滅し続けているので、それをずっと見ていると、何回かに分けて、た ぶん違う種類の目薬をうける。たぶん麻酔とかいろいろなんだろう。そのうち、目を強制的に開き続けさせる器具のようなものをつけられる。以後、瞬きできな くなるが特に困らない。

そもそも目も悪いし、目薬だかなんかで目がびちょびちょなので、すべてが水の中で見ているようなぐらぐらした感じなのだが、とにかく、全部目の前のできごとなので何がおきているかはよく見えている。すごい。

感心しながら点滅する光を一生懸命見ていたら、とつぜん、視界が完全にゼロになった。げ、何がおきてるんだろ、まじで怖い。

と思ったのもつかの間、すぐに視界が戻る。あー、怖かった。3秒くらいの出来事だったけれど、10分くらいに感じた。

目の幕をはがして、レーザーだと思われるもので角膜を削り、目の幕を戻して、それを綺麗にならして、はい、終了。

左目が終わったら次は右目。まったく同じ作業なので、視界がなくなったときもびっくりはしなかったけれど、やっぱり、ちょっと怖かった。

手術が終わったら、手術台から起きてこっちに着てくれと言われるままに先生の座るところに行って、目の検査。「んー、右目は完璧… 左目も完璧、と。」

医者が、あ、やべっ、なんて言わないのだろうけれど、まあ、完璧と言われればちょっと安心はする。

かなり黒いサングラスをつけられ、「家に帰って寝てください。それでは、お大事に。」と言われて、さくっと病院を出る。

女房の運転する車の助手席で、サングラス越しに世界がどう見えるのか観察する。全てのものがかなりぼやけてはいるが、一応、さっきよりかは視力はいい感じがする。でも、あまりにぼやけていてどれくらい見えているのかは分からない。

家について、そのまま 2時間くらい部屋を暗くして寝て、起きた。

寝る前よりかはぼやけ加減が取れて、だいぶ目が良くなっているのが実感できる。

電気がまぶしいのでサングラスをつけたまま晩ご飯を食べて、また寝る。

目を擦ってしまわないように、ゴーグルをつけたまま寝るのだが、それが気持ち悪くて何度も目が覚める。そして、気がついた時は、いつもゴーグルが額の方に 移動していて、どきっとする。寝ている最中にゴーグルを手で動かしているようだ。怖い。怖いので眠りがかなり浅い。3時間くらいごとに目が覚める。

朝、目が覚めたらどんな感じになっているのだろう。とにかく果報を寝て待つしかない。 

つづき: 手術の次の日

2005年6月26日日曜日

サングラスを気ままに選ぶ自由


明後日の目の手術を控え、ワクワク感がだんだんたまらなくなってきた。

いつからしているのかよく覚えていないメガネだが、明後日以降、当分はしなくてもよくなる。便利な世の中になったものだ。さすが、21世紀。

手術後の快適な生活は、実はあまり実感を持って想像できなのだが、メガネをしなくてもよくなったら、そのへんに売ってる安っぽいサングラスとかも選り取りみどりになるということは、考えるだけで嬉しい。

メガネをかけている人にしか分からない気持ちなのだろうけれど、1000円くらいの安っぽいサングラスでもいいから、気軽に買いたいなあと何度思ったこと か。その自由を満喫できる喜びというのは、コンタクトの人には分からないだろうな。逆に、おれは、コンタクトをつけたまま寝てしまって最悪、みたいなこと がなくなる喜びは味わえないわけだが。

さて、ワクワクして気持ちがおさまらないので、とりあえず、近所の店に、安物サングラスを物色しに行った。

あるわ、あるわ、10ドルから 20ドルくらいのつまんないサングラスが山のように。こいつらが、明後日から全部おれのものかと思うと、もう、笑いが止まらん。こんなダサいサングラス、 本当は全然いらんのだけど、これ、全部おれの選択肢になるのだということを全世界に誇示するためにも、この際、全部買ってしまうのがいいんだろうな。

で、喜々として目に付くものを片っ端から試してみまくって、実はおれのこの熱い思いはなんと片思いだったということを思い知らされた。アメリカで売っているサングラスは、アメリカ人用だった。鼻が高くないとぜんぜん使えないものだらけだったのだ。

これは内緒といえば内緒なのだが、おれの顔は凹凸のない美しい日本人顔。血としては関西系なので韓流の雰囲気もある。中国人に中国人だと間違われることは滅多にないが、韓国人に韓国人と間違われることは多々ある。そんなことはどうでもいい。

とにかく、壁一面に展示されたサングラスたちは、おれに、さっさとかかって来んかいと向かってくるわけだが、そいつらの半分くらいは、鼻が高いことを要求するか、顔の面が丸いことを要求するものだったわけだ。上からみると、[ ではなく ( という形なのだ。おれにとっては、鼻は当たらずに頬骨が当たるような、そんなサングラスなわけだ。

うーん。一難去って、また一難。でも、実際はまだ一難去ってないから、一難去る前に次の一難。いや、去るまでは一難じゃないから、一難去るならまた一難。どうでもいいけど。orz

たくさん試して、それなりに使えるもの物あったんで、とりあえず、10ドルくらいの安物を通勤車専用に買った。これだけでもかなり凄いこと。まあ、メガネの人にしか分からないだろうけれど。

メガネをしてない人たちはどう頑張ってもこんな気持ちにはなれないわけだから、そう考えると目のいい人って可哀想だねえ。

つづき: 目の角膜を削ってみた

2005年6月23日木曜日

とりあえず目の検査


先日、Lasik で視力を矯正することを決めてから、特に何も具体的な行動は起こさずに何日か経った。
そして、このままだと何も起きないまま老眼が始まってしまうだろうなあと思い直し、まずはネットで情報を集め始めた。

いろいろなサイトでブログやレビューを読みまくり、LasikPlus というのが良さそうだとの感触を持った。たまたま、職場から数分のところにあるし、そこで執刀している医者も、なかなか高評価だったので、とりあえずは、 ここでパンフレットでももらっておくことにした。サイトから、フォームに住所などを書くだけでパンフレットを送ってくれるというので、昼飯を食いながら注 文しておいた。

数時間後、自宅の方に LasikPlus の人から電話があった。話をしたいからかけなおしてくれってさ、と女房から携帯に電話があった。

翌日、昼飯を食いながらそのことを思い出して電話してみたら、パンフレットは送るけれど、時間もかかるし、病院も近いから行ってみたらだろうかと言う。まあ、それもそうか。様子を見に行くだけでもいいっちゃあいいしな。

でも、Lasik が使えるかどうかの検査はタダでやってくれるというので、ついでに検査の予約をとった。

で、今日の 3:30、職場から目と鼻の先にある病院に検査に行った。

視力や角膜の厚さなど、かなり綿密に何度も調査して、自分が使える手術方式の説明とそれぞれの値段を聞く。

  • Broad Beam Technology/NO Acuity Plan - $799
  • Broad Beam Technology/1 YEAR Acuity Plan - $1,299
  • Broad Beam Technology/LIFETIME Acuity Plan - $1,499
  • Flying Spot Technology/1 YEAR Acuity Plan - $1,299
  • Flying Spot Technology/LIFETIME Acuity Plan - $1,499
  • Wavefront Guided Technology/1 YEAR Acuity Plan - $1,799
  • Wavefront Guided Technology/LIFETIME Acuity Plan - $1,999

選択肢はこれだけあって、医者に進められたのは Flying Spot というやつ。角膜の厚さも十分あったし、おれ程度の軽度の近視は、Flying Spot で最高の結果が期待できますよ、医者は嬉しそうに言う。

適合検査に合格していることは嬉しいのだが、簡単な目だと言われると、ちょっと悔しい感じがした。簡単でも難しくても払う金額は一緒なのだから、どうせなら、難しい目で試合に臨みたかった。どういう負けず嫌いなのか分からんけど。

Broad Beam は古い方法で、角膜の削り方が直線的なので、手術後に視界がぼやけた感じがしている期間が他のものよりも長いらしい。Flying Spot は新しい方式で、円を描きながら削るので角膜を綺麗に角を作らずに削れるし、削れる角膜の範囲もだいぶ広いため、手術直後のぼやけた感じからの回復がかな り早いらしい。

それに、Broad Beam の一番安いやつは、-4.0 以下の近視の人だけが受けられるという制限つきなので、おれは無理だった。左が -2.5 で右が -4.5 だったので、右目は受けられないからだ。両方とも同じ方式にする方がいいし、そうでなくとも、ほとんどの患者に Flying Spot を勧めていて、視力が最大限に回復する確率も、Board Beam よりもだいぶ高い (80% v.s. 99%) と言われたので、Flying Spot で行くことにした。

一昨年くらいは右目が -4.0 だったから、そしたら両目で $1,598 というのもあったのになあ。残念。

ちなみに、-13.0 よりも悪い人は、Wavefront Guided という、超最新式のやつを使わないといけないらしい。こっちだと、強度の乱視でも矯正できるらしい。

それにしても、一年保障と生涯保障でだいぶ値段が違なあ。

どうせ一年問題がなかったら問題なんてないだろうと思うので、1年プランで十分だと思うのだが、医者に聞いたら、ほとんどの患者は生涯保障プランを選ぶら しい。うーむ。保険っちゃあ保険なんだろうけれど、保険なんて、あってもなくてもダメなもんはダメだし、大丈夫なもんは大丈夫なもんだしなあ。両目で 400ドルも余分に払うのかと思うとちょっと面白くないなあ。

後で女房にどう思うか聞いたら、400ドルで 1年から一生に変わるのだから、検討するものおかしいと一笑に付されてしまった。400ドル浮いたら、目も治ったあげく、iPod までついてくるんだから、おれにとっては死活問題なんだけどな。

というわけで、全ての検査を終えて、受付のところに戻って次回の予約の日程を決める。うーん、いつがいいかな…

え、え、え???ちょ、ちょっと待って。どうなってんの?おれ、手術受けるの?もう、決まったの?おれ、ただ検査に来てみただけじゃないの?なんか、流れ に身を任せてたら、手術の日を決めることになってるみたいだけど、おれ、まだ、気持ちの準備できてないと思うんだけれど…

もちろん、手術を受けるかどうかも、いつ受けるかも、あなたが決めることですよ。でも、検査の結果は標準よりもかなりいいですからねえ。来週の火曜日の午後なら空いてますけど、どうしますか?やめますか?

や、やめますか、だと?カチン。おまえなあ。そんな言い方をされて逃げ出すようなおれだと思ってるのか?挑戦されたら、どんな勝負でも受けて立つのが、おれの身上なんだよ。なんなら、今からでも手術を受けてやるってんだよ。

って、予約を取れるのは来週の火曜日か。まあ、こういうのはあれだ、善は急げっていうから、それでいいや。

あ、そういえば、来週の火曜日は女房の義母が日本から遊びに来る日だった。うーん、どうしよう。まあ、どうせ、どっか遠くに行くこともない日だし、きっと義母も早く寝るだろうし、そうだな、火曜日は実は一番都合がいいかも。翌日、仕事に行って目を酷使しなくてもいいし。

火曜日の一番遅い時間は何時が空いてますか?
4時が空いてますよ。
んじゃ、4時でおながいします。
楽しみですねえ。手術が終わったらびっくりしますよ〜
そ、そ、そうだな。もう勝ったも同然だしな。

ふう。なんか、うまいこと敵の罠にはまっただけのようにも見えるが、罠と知りつつ敵の懐深くに飛び込んでいって、最後は逆転勝利するってのが身上だから、これでいい。

というわけで、決行日は来週の火曜日に決定しますた。

うーん、どきどきしてきた。

一年保障なら両目で $2,598 で、生涯保障なら $2,998 かあ。女房も受けたら、二人で $6,000 だ。二人で $8,000 くらいかとよ‘想像してたんだけれど、そんなにバカ高くもないのだな。


それにしても、目の検査は 1時間くらいで仕事に戻れると思ってたら、結局、職場に戻れたのは 6:00 だった。

5:30 から自宅で Playoff の最後の試合をリアルタイムで観るつもりだったのに、結局 7時過ぎから TiVo で観戦して、Spurs 優勝。ちぇっ。

つづき: サングラスを気ままに選ぶ自由